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2019年9月に読んだ本

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いつもの読書ログ。今回は植物の本多め。

 

 

ヤバい集中力

今月の良書。ファスト&スローの集中力特化版。

和書では珍しくエビデンスがしっかりしている。
ほんとこれくらいエビデンスがしっかりした和書がぽんぽん出てくる世の中になってほしい。
参考文献の多さ=本の戦闘力って考え広まってくれないかな・・・

一通り読んでみたが、読み返しつつ時間をかけて実践しないと意味ない本なので事あるごとに読み返すつもり。


子どもと一緒に覚えたい道草の名前

ここから4冊同じ著者の本。ハマってしまった。
この本は道端や公園とかに生えている雑草の名前と特徴、遊び方などが書いてる本。
ふりがながふってない普通に大人向けの本なのだが、幼稚園児や小学生の子供がいる家にプレゼントすると喜ばれそう。


敗者の生命史38億年

生命が生まれてから現在まで人類や生物の祖先がどう変化してどのように生き残ってきたか。


NHKのドキュメンタリーを見終わった後のような読了感。

これを中学生のときに読めていたら理科の時間がもっと楽しかったんだろうなぁ。


オスとメスはどちらが得か?

性別に関する解説。そもそもなぜオスとメスに分かれているのか。

メスの方が大きい生き物とオスの方が大きい生き物の違い。
性転換する動物。「死」という発明。

環境の変化に対応するための生物の進化が生み出した発明を見ていく。


雑草が教えてくれた日本文化史

「雑草魂」という言葉に見る日本人観。

 

そこそこの数、日本人観についての本を読んできたが正直一番賛同できる日本人観。
あいまいさを大切にし、アニミズムが残り、糯と粳を分類する。

 

欧米の自然と日本の自然を比べ、日本の自然観を見ていく本。

ヨーロッパの自然がこれほどまでにバラエティのないものだと思ってなくてびっくりした。

 

この著者さんの本はまだもう少し読むつもり。


頭がよくなる眠り方

 

睡眠の本。

睡眠のゴールデンタイムはないことがわかってきたとか、睡眠不足が続くと情報を遮断する能力が低くなるとか、90分サイクルもただの平均値で70分台や120分台の人もいるとか。

睡眠についての情報をさらっとアップデートするのに良さそうな本。


恐竜博士のめまぐるしくも愉快な日常


恐竜博士のエッセイ。
ちょうど開催中の「恐竜博2019」の裏話とかも展示者側からの視点で書かれてたり。

恐竜についての研究はまだ浅く始まったばかりで、少ない手がかりからパズル的に発見していくんだなぁと思った。


東京レトロ建築さんぽ

東京にある洋館や洋館風の建築写真集。

レトロな建築とひとことで言ってもそれぞれの雰囲気や趣きは全然異なるんだなと感じる。


トライボロジーがもたらす驚きの世界

摩擦・摩耗・潤滑の影響を総合的に考えるトライボロジーという分野についての概略。


部品がこすれる部分でエネルギーのロスや故障が起こるため、いかに滑りをよくするかをメーカー各社が日々研究してるという例が紹介されている。


きのこのき


きのこの形にフォーカスした写真と解説。写真がすごくきれい。


きのこは長い間見た目の形状で分類されてきたが最近は遺伝子情報の解析を重視するようになったとか。

でも森の中で見て楽しむ分には昔ながらの形で種類わけの方が楽しいよねってスタンスで写真が並べられている。

食べられるかどうかは書いていない。見て楽しむための人の本。


門田先生の3Dプリンタ入門 

3Dプリンタに関する概略。

安い3Dプリンタが出てきたのは熱溶解積層法の特許が2009年に切れたからとか、Gコードは数値制御の工作機械でよく使われていて、積層するときの一筆書きを記述したプログラム言語だとか。

思ってたより知らないことも多かった。


日本の香り物語 

 香りの視点から歴史を見ていこう、という本。

源氏物語や正倉院の宝物、三四郎といったものから香りに関する事柄を取り出し、当時の香りに対するスタンスについてを見ていく

 

 

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