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2019年10-12月に読んだ本

いつもの読書ログ。
今回は3ヶ月分まとめて。

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美味しい進化

人間が食べるものの歴史。

ヒト族はいつからなぜ料理を始めたか、第5の味覚「うま味」発見経緯と存在する理由、ハーブやスパイスが毒として作ったものがヒトには美味しく感じられるのは。

生態学と進化の観点から、ヒトと食物について見ていく本。

直接料理を美味しくする知識などは書かれていないが、食料に関する知識・歴史を知ることができておすすめの一冊。

 

 

進化論はいかに進化したか

 

ダーウィンの進化論について。

ダーウィンの進化論は有名だけども、今でも尊重されてる部分と今では否定されてしまってるところがあるので見ていこうね、という本。

最新の進化論についてかなりわかりやすく書かれていて、私みたいな門外漢でも理解しやすかった

 

 

万年筆バイブル

 

伊東屋の書く万年筆について。

各部品の意図(ハート穴・切り割り)やインクの科学(粘度・表面張力)にも詳しい。

ペン先の裏側にある櫛溝が先端に行くほど幅が広がってるというのは言われて初めて気づいた。

 

世界史を変えた新素材

材料の視点から見る世界史。

鉄や紙、プラスチックのようなわかりやすく影響のあった素材と並んで、コラーゲン・炭酸カルシウム・ケイ素といった影の立役者も紹介される。

素材の利用法だけでなく、そもそもの構造や実用に至るまでの道のりまで書いてくれている

 

21 Lessons: 21世紀の人類のための21の思考

『サピエンス全史』や『ホモ・デウス』の著者が書いた本。

このままでは人類は危ないぞ、という警鐘を鳴らすために世界の危機を並べる。

 

前著のような知的好奇心をくすぐる内容を期待して読むと肩透かしを食らう。

『サピエンス全史』や『ホモ・デウス』が面白かっただけに、今回はよくあるWebコラムっぽいコンテンツの薄さを感じてしまった。

 

マネーの魔術史

マネーの価値の移り変わりに関する本。

紀元前のシニョリッジから始まり、改鋳・金本位制・不換紙幣で国が貨幣をどう扱ったかとインフレーションを時代ごとに見ていく。

マネーの価値がこれほどまでに乱高下するのかと認識が改められた

 

 

損する顔得する顔 

顔の研究者による印象と表情についてのエッセイ。

目での表情を重視してマスクを付けるアジア人と口での表情を重視してサングラスを掛ける欧米人、顎と眉で性別を見分ける日本人、プリントシール機による「盛れ感」の変遷など興味深い話が並ぶ

 

 

想定外の人体解剖学

人体に関するトリビア的な本。

胃はなくても生きれるとか、吸った空気の1/3ガス交換されずに戻ってくるとか。

全文にふりがな振ってる。児童向けの本なのかも知れないが文体は固め。

 

 

 デザインのデザイン

2003年の本。デザインとは一体何か、そしてこれから目指す社会的役割は何か。

 

そこそこ昔の本なのだが内容自体古びておらず、むしろこの本の目指すところに今のデザイン業界が進もうとしてきたのだなとも感じる

 

 

英国スタイルで楽しむ紅茶 

イギリスにおける紅茶文化の紹介。

狩猟場としての広大な土地で鳥をレジャーで狩る嗜みに紐付いたシュート・ティーと呼ばれる文化や、羊の糞を使った緑茶の偽物が出回ったので偽茶の作りにくい紅茶を選ぶ人が増えた、など知らないことがたくさんあった

 

 

Londonスケッチ散歩 

ロンドンの街並みの写真と住む人達をスケッチに起こしたものがまとまった本。
初めて知ったのがロンドンで露店スタイルの店が盛んなこと。

あとはリスやウサギ、狐やカモメもよく見かけるのだとか。

『英国スタイルで楽しむ紅茶』と合わせてガラル地方を旅するときの副読本として読んだ。リスと狐モチーフのポケモンが初っ端で出てて納得したりとか。

 

 

 マルシェのつくり方、使い方

最近流行りのマルシェを運営するにはどこを気をつけないといけないか、出展するときはどこを目標に設定するかという本。

 

 

レガシーコードからの脱却 

拡張と保守のしやすいコードを書くためには。
『CODE COMPLETE』とか『リーダブルコード』みたいな本。

スコープを小さくする、CLEANにする、テストを先に書く、など。

ReactHooksつかうときはこれを読んでからにすると捗る。

 

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