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2026年2月に読んだ本

いつもの。

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LLMの原理、RAG・エージェント開発から読み解く コンテキストエンジニアリング

thumbLLMの原理、RAG・エージェント開発から読み解く コンテキストエンジニアリング エンジニア選書蒲生弘郷(著) .https://www.amazon.co.jp/dp/B0GH75V1JL

LLMに質の高い回答をさせるためのコンテキストエンジニアリング技術について。

指示プロンプトは始まりと終わりが重視される傾向にある。否定形よりも禁止事項として書いた方がLLMは意図を理解しやすい。タスクを分割してAIエージェント1つ当たりのコンテキストを削減して精度を向上させる。AIを使わなくても済む手段をまず考える。などなど。

LLMアプリケーションの開発を支える技術を把握できる本。RAGやMCP、Function Callingといった用語の意図や目的の整理にも役立った

東大物理学者が教える創造力のレッスン

thumb東大物理学者が教える 創造力のレッスン (PHP新書)上田正仁(著) .https://www.amazon.co.jp/dp/B0DPW1ZB3Y

研究室へ入った大学生に研究テーマを考えてもらうために、指導教員がどう導いていくかについて書かれた新書。

創造力を鍛えるための手順を言語化する、という趣旨で研究室で学生の研究テーマ決めの際にどのような指導をしているかが書いてある。

ステップとしては、以下の4ステップをあげ、それぞれの詳細や研究テーマが決まった後の学生へのメンタルサポートなども書かれている。

ステップ1 自分の興味をサーベイ(情報収集・文献の読み込み) ステップ2 「わかっていること」の整理と関連性の分析(情報の整理・分析) ステップ3 「わかっていないこと」の整理と関連性の分析(情報地図の作成・分析) ステップ4 テーマを絞り込むためのリスクの最小化

新発見をするためには現状の未知・既知を知らないといけない、というある意味当たり前のことが、創造力という文脈だと忘れがちだなと感じた。

哺乳類の食事事典

thumb哺乳類の食事事典南正人(著),福江佑子(著),永井碧海(著),ちなきのこ(イラスト)&1その他 .https://www.amazon.co.jp/dp/B0GG83YP36

日本に住む哺乳類が何を食べているかについて。タヌキやシカ、クマにネズミ、それぞれの種の食性が書かれている。

小さな体の動物ほど代謝が速くエネルギー消費も大きいため、栄養価が高く消化しやすいものを食べる傾向がある。栄養価だけでなく量・摂りやすさも大事。初期の哺乳類が雑食だったため、雑食の動物が多い。育った地域で同じ種でも食べ物の好みに違いが出ることがあるなど、目新しい知見も多かった。

「腸と脳」の科学

thumb「腸と脳」の科学 脳と体を整える、腸の知られざるはたらき (ブルーバックス)坪井貴司(著) .https://www.amazon.co.jp/dp/B0DGGBCR5S

脳腸相関について。

こういう疾患を持つ患者を調べるとこの細菌類が少ない/多い傾向があるが、詳細は現時点では明らかになっていない。という内容が幾例も提示される。まだまだ研究段階のようで、特定のサプリや薬に頼らずバランスの良い食事を摂ることが大事、というまとめとなっている。

ツナマヨはなぜ美味しいのか?

thumbツナマヨはなぜ美味しいのか?: ―ツナマヨの100年と開発者たちのルーツ― (a)斉田育秀(著) .https://www.amazon.co.jp/dp/4434369911

ツナ缶とマヨネーズの歴史。

米国でポピュラーになっていたツナ缶とマヨネーズが、どのように日本人に受け入れられ、より日本人好みとなるような味の調整がなされてきたかについて書かれている。

ツナ缶がつくられ始めた当初はほぼ対外向けに作られた輸出品であったこと、ツナ缶との相性の良さを宣伝したマヨネーズのマーケティングが成功したこと、ツナとマヨネーズがもつうま味の相乗効果でおいしく感じていることなどが書かれる。

著者がキューピー出身のためか、卵黄のみを使ったマヨネーズの味の利点について語る部分が多め。

なぜ、人はアートに惹かれるのか 

thumbなぜ、人はアートに惹かれるのか髙橋芳郎(著) .https://www.amazon.co.jp/dp/B0GFM7CQ8Y

画商が語るアートの価値や資産性について。

アート鑑賞には、「目で観る喜び」と「頭で考える喜び」の2種類の鑑賞体験があり、現代の画家の作品はそれの混合になっている。アートが高額になるのは希少性と来歴、社会価値や金融資産としての投資、威信財としての役割があるから。資産としてアートを持つなら古くからある信頼できる画廊で確かな鑑定書があるかを確認すること。などが書かれる。