リモートワークがはやり始めて1年ぐらい経つのに、ちゃぶ台と座布団でリモートワークする記事が流れてこないので書くことにした。
自粛期間以前からリモートワークで働いているので、在宅勤務歴が3年以上になってしまいました。
で、2020年に入ってからリモートワークが流行り始めて、「自宅に仕事環境整えた」といった記事もたくさん見かけるようになりました。
何か参考になるものがあるかなといろいろ読んではいたのだけども、どうやら私の取っている「ちゃぶ台と座布団スタイル」に近い環境の人はあんまりいない様子。
なんなら、ちゃぶ台と座布団で仕事するのはよくないので、いちはやく脱却しましょうみたいに書かれていたりもして。
というわけで、ちゃぶ台と座布団スタイルで快適に仕事している人のサンプルケースを1つ、記事として流しておきます。
よく聞かれる質問
人に「ちゃぶ台と座布団スタイルでやってる」と話すと聞かれる質問がいくつか。
背もたれ欲しくならない?
壁が背中になるように配置して、壁を背もたれにしたりする。
夏場は和座椅子も使う。座布団だけだとズルズル滑るので。
ただ机と椅子スタイルのときと比べると背もたれを使う頻度は少なめ。たぶん座り方の違いだと思う。
腰痛くならない?
IT関係の仕事で基本座りっぱなしなので腰の心配されることが多々あるのだけども、まだなんともなってない。
むしろ実家で机と椅子スタイルしてたときのほうが身体のコリは大きいかったかも。
猫背になりそう
キャスター椅子と比べてお尻が安定するので、しっかり座れば背筋が伸びた状態で保持しやすくなる。
もちろんずっと伸びてるわけではなく、背中と壁の部分にクッションをわんさか積み上げた、だらけ姿勢で仕事することもあるけども。
実際の環境
では作業環境の写真を見てもらいつつ、写真に映ってるものを紹介。
ちゃぶ台
これ。引越したとき(5年前)に買った。1200×750mmと大きめの天板。
天板が厚め(2cm)で重量がそこそこある(14.6kg)のが決め手。
これくらいの分厚さがあると、モニターアームをくっつけても、なんならうえに立ってジャンプしても全然問題ないくらい丈夫。
横が1メートル以上あるので広々と使えます。
モニターアーム
ちゃぶ台スタイルながらも、モニターアームを設置して画面を自由に移動できるようにしている。
ちょうどいい高さに持ってきやすいので、背中が丸まりすぎてつらい、みたいなことは少なめ。
モノとしてはエルゴトロンのやつ。8年前くらいに買って全然ガタが来てない。丈夫。
延長アームを1つ追加してるが、元のままでも十分だったなとは思う。
モニター
特にこだわりもなく安かったやつ。
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テーブルランナー
机に敷いてる布。
これの上にコップとか置くと、机が水滴でべちゃっとならない。
あと会議中にコップを置いたときにコツンという音がなりにくい。
もちろんコースターでもいいのだけども、でかい布がデンとしいてあったほうが雑に置けて位置調整とか要らず楽。
キーボード
パンタグラフが好き。
トラックボール
無線の人差し指タイプトラックボールが好き。
コップ
近くの酒屋で買ったやつ。数百円。中身は炭酸水。
スピーカー
4年前くらいに買った。有線スピーカーとしても使える。
よくうちのこの椅子になる。
このスピーカーと過去紹介したヘッドホンを併用してる。
/entry/2020/09/04/WH-1000XM4を買った
うちのこ
かわいい。
座布団
ふるさと納税の返礼品でもらったやつ。
松阪木綿という国の無形民俗文化財で座布団をつくった、という品。いい座布団。
【楽天市場】【ふるさと納税】松阪もめん座布団 銘仙判2枚セット
冬場はカーペット敷いてるので座布団だけでいいのだけども、夏場はフローリングで座布団が滑っちゃうので和座椅子と併用してる。
座布団は安いポリエステルタイプのだとダメになりやすいので、綿の座布団か羽根の座布団がおすすめ。
綿の座布団はお寺とかによくあるタイプ。長時間座っても蒸れにくい。
羽根の座布団は型崩れしやすいけども中身がへたりにくいので、数年使っててもふわっと感がある。
この辺はお好みで。
ちゃぶ台で快適なリモートワークをするコツ
というわけで、ちゃぶ台スタイルでリモートワークワークしてみた人の視点で、快適に仕事するコツについて。
モノ・環境
ちゃぶ台は大きいほうが良い。
机の上に肘置いて、手を伸ばした先にキーボードが置けるくらいのサイズは欲しい。ノートパソコンしか置けないサイズの机は椅子の有無に関わらずツラいと思う。
画面が目線の少し下くらいの高さになるように調整するのも大事。
これはモニターアームを買うのがベストかな?と思うのだけども、モニターの下に本積んで高さ出すとか、ノートパソコンスタンドみたいなのを買うのもよいかと。
ホームセンターで買ったちっちゃい机をつかってノートパソコンの小さい画面を背中丸めて見る、というのがつらくなる原因だと思うので、机のサイズと目線に気を付けるとかなり改善されるかなと。
あとちゃぶ台なのでおもむろに向きを変えて気分転換するのもいいよ。
座り方
で、座り方について。
特殊な座り方をしているわけでもなく、基本的にあぐらで座ってて、気まぐれに足投げだしてみたり。楽立膝にしたり、ぺたん座りだったり。
椅子比べて取りうる姿勢が多いので、姿勢が固定されることなく思い思いに変えられるのがいいのかな?という気がしている。
「数時間同じ姿勢をする瞑想を参考にすれば、いい座り方になるのでは?」とすこし昔に座禅の座り方を試したことがあるのだけども、姿勢が固定されすぎてあまりしっくりこなかったので、在宅で仕事をする場合は適宜姿勢を変えたほうが頭が回る気がする。
あとは猫背が気になるなら、坐骨を立てて座るようにすると良いかも。お尻部分だけ座布団に乗るようにあぐらかくとか、ぺたん座りするとかしてから上半身を軽く左右に揺らすと、背筋を伸ばしつつしっくりくる感じの姿勢が見つけやすい。
姿勢について気になる人は『ねこ背は治る!』という本読むといい。
ねこ背は治る! ──知るだけで体が改善する「4つの意識」小池義孝(著),さわたりしげお(イラスト) .https://www.amazon.co.jp/dp/B00XYCZBE6
すでに床生活している人には『日本人の坐り方』という本を読むと座り方のバリエーションが増えるのでお勧め。
日本人の坐り方 (集英社新書)矢田部英正(著) .https://www.amazon.co.jp/dp/4087205819
その他注意
在宅で仕事をするときは長時間同じ姿勢を続けるのは避けましょう、みたいなのはよく流れてくるのだけども、これは椅子机スタイル・ちゃぶ台スタイルに関わらず同じかなと。
トイレ行くとかお茶くみに行くとかは通勤してるとき以上に気軽にできるはずなので、いいタイミングで席を立ちましょう。
あとは膝や腰に爆弾抱えてる人は無理しないで。
私にはちゃぶ台スタイルあってるのだけども、向き不向きはあると思うので。
まとめ
いちおう、スタンディングデスク使ってみたり、HMDの仮想デスクトップを使ってみたりと過去いろいろ試してみて、ここに落ち着いてる感じです。
リモートワークに関係ないところで、ボードゲームしやすいとか模様替えしやすいとかいう利点があったり、椅子とテーブルを揃えるのと比べるとコストが安いというのもあったりします。
自宅環境を整えるためにL字デスクとアーロンチェアを買った/買いたいみたいな人も多いと思いますが、こういうちゃぶ台スタイルで快適に仕事している人もいるよという紹介でした。
読み物として楽しんでもらえてれば幸い。