いつもの。
収納され続ける収納
収納され続ける収納 生活者のデザイン史北田聖子(著) .https://www.amazon.co.jp/dp/4844138057
日本での収納がメディアでどう語られてきたかを見ていく本。
2000年代のブロガーやミニマリストによって語られる収納から始まり、遡るように90年代や戦後、戦中、明治の収納がメディアでどう扱われてきたかを追っていく。
テレビや雑誌でたびたび特集が組まれる収納というものにここまで時代性のようなものを感じると思ってなかった。 たしかに90年代くらいの収納術ってこんな感じで特集組まれていたよなとなつかしさも覚えた。
ティッシュの空き箱収納が100円ショップや無印のプラスチック収納に置き換わったと著者の感想が書かれていたが、プラスチック収納も数十年したらダサく古びたものへと移行していくのだろうか。
現代調理道具論
『現代調理道具論』 おいしさ・美しさ・楽しさを最大化する 【電子版だけの特典!スペシャルレシピ5点付き】稲田俊輔(著) .https://www.amazon.co.jp/dp/B0D921T628
流行りの調理器具がどう使えるかを料理人視点で語る本。
語り口が軽快でエッセイとしても読みやすく、体験談も相まって紹介される調理器具が魅力的にみえてくる。
低圧力鍋や自動調理器、シリコンベラやしりしり器などなど。読みながらググって、比較検討サイトを眺めたりしてしまっていた。調理家電や調理グッズ好きな人にオススメしやすい本。
発光生物のはなし
発光生物のはなし: ホタル,きのこ,深海魚……世界は光る生き物でイッパイだ大場裕一(編集) .https://www.amazon.co.jp/dp/4254171927
発光生物の研究者がそれぞれ専門にしている発光生物について書いた共著。
どうやって光るのかの化学反応をはじめ、光の役割や光る生き物の生態系などなど。
結構初めて知ったことが多く、陸の生き物と海の生き物で光の色が違うことや案外光に役割なんてなくて副作用で光ってるのではという話、サメが光るなんて話もありおもしろかった。
患者のための図書館学
患者のための図書館学: 医療・健康情報リテラシーを鍛える山口直比古(著) .https://www.amazon.co.jp/dp/4867221317
医療・健康情報を見つけるための情報リテラシーについて。著者は医学部図書館の司書さん。
ちまたにあふれる医学情報から正しい情報とデマ情報をより分けつつ求める情報をどうやって探していけばいいかが書かれている。
まともな情報を探すための考え方について基礎から解説しているので、一般的な情報リテラシーの教科書としても役立ちそう。
大学4年間の天文学が10時間でざっと学べる
大学4年間の天文学が10時間でざっと学べる戸谷友則(著) .https://www.amazon.co.jp/dp/B0DCNJMHNL
タイトル通りの本。天文学とはというところから始まり、恒星や銀河、宇宙の大規模構造やどんな未解決問題があるのかをざっとみていく。
おそらく1コマ分の講義が見開き2ページでまとまっているのだろうという雰囲気で、新出単語がバンバン出てくる。この本で大雑把な枠組みを掴んで、より詳細な部分は別の本を当たるのがよさそう。
軽量登山入門
軽量登山入門栗山祐哉(著) .https://www.amazon.co.jp/dp/B0CZJFZFTK
装備は軽ければ軽いほど体力を温存出来て転滑落のリスクが減る、というモチベーションから装備の軽量化についてのノウハウを語る本。
登山をしなくなって久しいが、それでもパッキングの仕方や各アイテムの軽量化の仕方、そしてどのアイテムを背負うかについての考え方は勉強になる。
久々に登山をしようという人に読んでほしい本。ギアの選び方について売り込むためでなくまっとうに書いてある本として貴重。