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2024年1月に読んだ本

いつもの。

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脳科学はウェルビーイングをどう語るか?

thumb 脳科学はウェルビーイングをどう語るか?:最新科学が明かすふれあいとコミュニケーションの力 乾敏郎(著),門脇加江子(著)https://www.amazon.co.jp/dp/4623096572

ミラーニューロンと心の痛みの緩和について。 痛みやストレスがどのように脳に伝わっているのか、それらを軽減してウェルビーイングを向上させるには、という内容。

保健の教科書みたいな読後感であった。

興味深かったトピックとしては以下。

  • 共感性が高い人とふれあうと鎮痛作用が高くなる。
  • 五感とおなじように、消化器や循環器がもつ内受容感覚(内臓感覚)というものがある。
  • 脳疲労時には瞑想など内受容感覚に注意を向けるトレーニングが有効。

西洋を魅了した「和モダン」の世界

thumb 西洋を魅了した「和モダン」の世界―明治・大正・昭和に生まれた輸出工芸品 金子皓彦コレクション 金子皓彦(著)https://www.amazon.co.jp/dp/4895228010

明治から昭和にかけて生まれた輸出工芸品のコレクションの紹介とその時代背景について。

寄木細工・陶磁器・漆器・貝細工など輸出された工芸品の写真とその歴史が解説される。

ジャポニズムを演出する家具として当時に日本を訪れた外国人や輸出目的でつくられた工芸品とだけあり、豪華絢爛なものが多く並ぶ。

国策としての工芸品の輸出振興と西洋のエキゾチックなものに対する興味が高まった時代の工芸品は非常に趣がある。

三つの石で地球がわかる

thumb 三つの石で地球がわかる 岩石がひもとくこの星のなりたち 藤岡換太郎〈地球の謎解き〉シリーズ (ブルーバックス) 藤岡換太郎(著)https://www.amazon.co.jp/dp/B072LV5CTG

地球が現在の姿になるまでに進化してきた歴史は3つの石の物語でできている、という入りで、石についての体系的な理解を基礎の部分から解説する本。

3つの石としてマントルを作る緑の橄欖岩、海洋を作る黒い玄武岩、大陸を作る白い花崗岩について紹介。

この3つがそれぞれどんな特徴を持つのか、どのように生成されてきたのか、地球環境の進化にどう影響してきたのかがかなりわかりやすく説明される。

興味深かったトピックとしては。

  • 海底の地殻と大陸の地殻は別物
  • 京都の地面は白、東京の地面は黒
  • 有馬温泉は花崗岩からの熱で温められている

ちょうど今月、SLIMで月のクレーターに着陸して橄欖岩を調査するという話が出ていた。月の成り立ちを調べるための橄欖岩、というのがこの本を通してちょっとわかった。

無人防衛 ~ディフェンステクノロジーの最前線~

thumb 無人防衛 ~ディフェンステクノロジーの最前線~ 内田泰(著)https://www.amazon.co.jp/dp/B0CPHGHZFT

ドローンや人工知能、宇宙開発などの軍事的な技術発展と防衛方法について。

ウクライナ戦争におけるドローンの使われ方、スウォーム攻撃とその対処施策。また海上のドローン監視や安全保障における衛星の重要性などなど。

軍事用と民生用のデュアルユースが重要になってくる中、日本のスタートアップが自衛隊に技術提供できるだろうかという〆。

データ視覚化の人類史

thumb データ視覚化の人類史――グラフの発明から時間と空間の可視化まで マイケルフレンドリー(著),ハワードウェイナー(著),飯嶋貴子(翻訳)&0その他https://www.amazon.co.jp/dp/B09JC7J213

ふだん見かけるようなグラフがいつ生まれどう改良されていったのかについて。

くさび型文字で文字を数えるところから始まり、人口分布の測定をベースにした犯罪マップ、コレラの発生原を特定する地図。

1800年ごろの線グラフや円グラフ、散布図の起源や相関図への発展、現代の3D化・アニメーション化する試みまで幅広く扱っている。