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2023年08月に読んだ本

いつもの。

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博物館とコレクション管理

thumb 博物館とコレクション管理 ポスト・コロナ時代の資料の保管と活用 金山喜昭(編集)https://www.amazon.co.jp/dp/463902830X

博物館のコレクションを管理し活かしていくためにどうしていけばいいのか、をテーマにした寄稿集。

令和元年度の調査で6割の博物館で収蔵庫が満杯状態、半分の博物館は資料台帳の作成が未完了という状態の様子。

展示機能が編重され人手も足りず、収集や保管・調査研究への手が回らないという博物館も多いよう。

コレクションを管理するための考え方として、英国の博物館ドキュメンテーション協会の出しているスペクトラムや資料を受け付ける際の最低要件、具体的な資料受付票のサンプルが例示されている。このあたりは他分野にも生かせそうな知見。

博物館資料の収集・整理だけでなく、処分の方法についてもかなり詳細に書かれているのはこの本の特筆すべき点。

ちょうど科博のクラウドファンディングが話題となっているが、こちらもコレクション管理を課題としたクラウドファンディング。返礼品としてバックヤードツアーが用意されているが、バックヤードツアーを常設にしてもいいんじゃないかなとこの本を読んで思った。

雪と氷にすむ生きものたち

thumb 雪と氷にすむ生きものたち 竹内望(著),植竹淳(著),幸島司郎(著)&0その他https://www.amazon.co.jp/dp/B0CBRC88VC

雪と氷のような寒い環境にすむ生物、特にユキムシなどの昆虫やそれらの餌となる雪に生える藻について。

日本は世界有数の豪雪地帯で多様な雪氷生物の生息地。寒くないと動けない雪氷生物。氷河に流されないように上流へ向かって歩くユスリカ。水を得るため黒いボール状になるシアノバクテリア。藻によって色づく氷河などなど。

氷河には思っていた以上に生物が住んでいるという驚きと、それぞれの生物が氷河という環境に適応する方法に対する驚き。生物多様性の予想外の広がりを感じられた。

あなたの知らない食虫植物の世界

thumb あなたの知らない食虫植物の世界: 驚きの生態から進化の秘密まで、その魅力のすべて (DOJIN選書) 野村康之(著)https://www.amazon.co.jp/dp/B0CB7V286X

食虫植物とはなにか、どこにいるのかどうやって虫を捕まえているのか、について。

フィクションのイメージが先行しがちな食虫植物について、どのような生態なのかが解説されている。

日本にも食虫植物はいる。消化液で手が溶けることはない。死んだ虫をゆっくり酵素で消化している。

食虫植物という種がいるわけではなく、そういう生態のものを呼んでいるだけなので食虫植物に分類されるべきかを議論されている種も多々いる模様。

人間がいなくなった後の自然

thumb 人間がいなくなった後の自然 カル・フリン(著),木高恵子(翻訳)https://www.amazon.co.jp/dp/B0C5LP67HH

人間が去った後の自然についてのルポタージュ。

緩衝地帯や放射線の汚染地域、荒廃都市、スラブなどで新たに構築された生態系についてを旅の様子とともに紹介する。

いますぐ食べたい!冷凍食品の本

thumb いますぐ食べたい!冷凍食品の本[レシピつき] 西川剛史(著)https://www.amazon.co.jp/dp/B0BQ6T59RH

冷凍食品の紹介とシステム冷凍について。ムック本的な雰囲気。

前半はメジャーどころの冷凍食品を紹介、どういう力の入れ方をしているのか。

後半はシステム冷凍なる、食品と冷凍保存の関連について。

冷凍食品を冷蔵庫で解凍するなと書いてて、冷凍肉のパッケージに書いている解凍方法をバッティングしていたりした。 試しに解凍方法を変えて食べ比べてみたら、正直変わんないなってなった。