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2022年12月に読んだ本

いつもの。

サムネ

空飛ぶヘビとアメンボロボット

thumb空飛ぶヘビとアメンボロボットDavidHu(著),的場知之(翻訳) .https://www.amazon.co.jp/dp/B08R9BS72V

生き物たちから学ぶを実践し、ロボットとして再現できないかを模索する研究を紹介していく本。

水に浮くアメンボロボット、ヘビの動きは体のどこに力をかけているか、まつげは目の幅の3分の1の長さ、などなど。

世間から無駄な研究と言われたりするアニマルモーションの研究を紹介しながら、科学の営みのあり方や基礎研究の重要性を説く。

雪崩教本

thumb増補改訂版 雪崩教本雪氷災害調査チーム(編集),雪崩事故防止研究会(編集) .https://www.amazon.co.jp/dp/463514030X

積雪と雪崩、雪崩のリスクマネジメント、レスキュー隊の動き、要救助者の処置など、雪崩についての基礎知識がまとめられた本。

雪崩に遭う可能性があるなら頭に入れておきたいような知識がコンパクトにまとまっている。

雪質が変化するメカニズムから、積雪の観察すべき物理特性、雪崩対策の装備、埋没者捜索時の考え方など。

雪崩用のエアバッグがあることを初めて知った。

橋とトンネル鉄道探究読本

thumb渡りたい!くぐりたい!橋とトンネル 鉄道探究読本小野田滋(著) .https://www.amazon.co.jp/dp/4309292321

鉄道構造物へ興味を持ってもらう漁り火として書かれた本。橋とトンネルの2パートにわかれている。

橋のパートでは、鉄道橋を渡すときにどういった点が考慮されているのか、橋脚をどこに何を材料として設置するのかなど。橋の知識がない人でも興味を持てるように書かれている。

トンネルも作られ方の違いやそれぞれの向き不向き、トンネルを観察する方法、歴史的なトンネルなどなど興味深い内容が多い。

ブラタモリの鉄道構造物版、みたいな本として読むと楽しい。外を出歩いたときに電車の下の部分、つまり鉄道橋の橋脚に目が向くようになった。

東京だと電車が目線より上を通っていることが多いので、橋脚に興味持てると見知らぬ土地をより楽しめそう。

ドラッグストアで買えるあなたに合った薬の選び方を頼れる薬剤師が教えます

thumbドラッグストアで買えるあなたに合った薬の選び方を頼れる薬剤師が教えます児島悠史(著) .https://www.amazon.co.jp/dp/475810946X

タイトル通りの本。個別の薬の紹介ではなく、症状別に有効な薬の成分とそれぞれの選び方、症状がどうなっていたら病院を受診しないといけないかが書いている。

出版社は医療従事者向けの教科書を出している羊土社。

痛み止めは飲み薬と貼り薬・塗り薬で効き目に大きな違いはないというのはちょっと驚いた点。

風邪薬は症状を抑えるだけで早く治すわけではない、坐薬の解熱鎮痛薬は効き目の早さや強さで飲み薬と大差ない、というのも記憶しておきたい。