2021年10月に読んだ本

いつもの。今月は『大規模停電の記録』が特におすすめ。

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大規模停電の記録

国内外の大規模停電事故について。

停電をなるべく起こさないようにするためにも、過去の停電事例を学ぼう、と原因・復旧のながれ・事後対策が述べられている良書。

阪神淡路大震災・東日本大震災といった大地震や積雪による停電、3年前に起きた日本初のブラックアウトである北海道ブラックアウトといった停電の詳細なレポートとともに、その停電をどう対処したか、得られた教訓・対策などを対処した電力会社自身が書き記している。

 

発電機を動かし始めるために電力が必要とか、日本の電気系統が疎連係とか、電力自由化や再エネなどで需要バランスをとるのが難しくなってることとか知らなかったことも多い。

電気インフラを即座に復旧できるよう対策を行ってる方々や普段通りに使えるよう運用してくださる方々に感謝の念が沸き立つ一冊。

Life Changing:ヒトが生命進化を加速する

ヒト起因の進化について。

家畜化、狩猟や外来生物や環境の変化による淘汰圧、遺伝子組み換えやクローンなど。進化は数世代で起きうるし、うまく選択すれば先祖返りを起こさせることも可能。

個々のトピックが興味深いものばかり。生命の柔軟さを感じ取れる。

よくわかるデータリテラシー データサイエンスの基本

データについての基礎知識。数値の4つの種別、相対値や比率、正規分布に因果関係、データの信憑性などについて。

数値とデータに関する基礎知識がかなりコンパクトにまとまっていて、数の扱いが怪しい後輩とかに「これ読んどけ」と投げやすい本。

生きることとしてのダイアローグ

ロシアの思想家ミハイル・バフチンの対話論を解説する本。

“わたしたちが在る=生きているというのは対話をおこっているということ”という一個人の存在より先に個人同士の相互関係があるという考え方について。

日本壁のはなし

日本の壁の建築史。日本における壁の歴史にだけに着目した一冊。

日本の壁は湿気のために非耐力壁(カーテンウォール)という話から始まり、大昔の竪穴式住居、仏教伝来とともに絵を描くために白い壁が一部導入され、城壁の建設とともに耐火性も求められ、壁もまた文明開化した。

退屈の心理学

退屈という状態について。

ヒトはリソースをとられない単調な作業や理解できないくらい難しいものに対して退屈を覚える傾向がある。

最近はインターネットやSNSで退屈を紛らわそうとするが、退屈さをちゃんと感じて、フローに入れるようなのめりこめるものを探すべきでは?という内容。

 

 

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