いつもの。
教養の近代測地学
地球を測量する研究者達の歴史をゲーテ研究者が述べていく本。
なんでゲーテ研究者が測地の本?と思いつつ読んでみたら、文学の歴史を測地の歴史と上手く組合わせつつ、細分化された測地技術をサーベイできるように書かれていて、こういうのもありなのかと驚きがあった。
地球が扁平回転楕円体であることをどう測量したか、水沢の緯度観測所と宮沢賢治、大地震の記録測定などなど。資料の量・質ともに高く読み応えがすごい。
図解 カラスの話 眠れなくなるほど面白い
カラスについて。そのへんにいるカラスについて知らないことが多かったんだなと認識させられる本。
大都市にカラスがたくさんいるのは日本くらい、飼育下では60歳を超える、人を攻撃するのはの巣立ち直後のヒナを守るためでゴミを漁ってるときに近づいても攻撃されない、などなど
世界の紅茶 400年の歴史と未来
紅茶の歴史、世界で紅茶がどう飲まれているか、そして、おいしい紅茶を淹れるには。
紅茶の輸入を手掛けている人が書いた本だけあって、栽培者や現地の様子に多くスポットが当てられている。
世界初の紅茶である正山小種がつくられたのは400年前、茶園で摘んでから紅茶になるまでに15-16時間など読んで初めて知ることが多かった。
ニッポンの地紅茶完全ガイド
日本で作られているご当地紅茶の紹介本。東北から沖縄までの各ご当地紅茶をカタログ調に紹介している。
日本の紅茶を作ろう、というムーブメントが最近になって出来始めた様子。
日本茶を転用して作ってる紅茶が多いからか、えぐみが少なくまろやかな味わい。マイルドでほんのりとした甘さ、と称する紅茶が多めな印象。
プログラマーの一日
小中学生向けに書かれたプログラマーのお仕事紹介本。
「どうしてプログラマーになったのですか」とか「この仕事のおもしろいところは」、「どうやったらプログラマーになれるの」とかがまとまっていて、就活系のインタビュー受けるときにそのまま模範解答にできそう
感染症の虚像と実像
フランスで新興感染症の学者として有名だというDidier Raoultの本。
内容としては流行病とメディアや政府、WHOが煽る恐怖について。インフォデミックという単語を久々に思い出した。
原著が2020年4月なので、以降のアップデートが少し気になる。
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