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2020年1-2月に読んだ本

 いつもの。

 

 

我々はどう進化すべきか

ガラパゴス諸島を取り巻く環境や歴史について。

ガラケーとかガラパゴス化といった意味合いで「ガラパゴス」という単語は使われてる。私もガラパゴス諸島という地名だけは知って、多分珍しい動物が多いんだろうな、くらいの認識しかなかったが、具体的にどんな動物がいて何故ここまで知名度が上がったのかについては知らないことだらけだった。

 

代謝が低く1年以上食物を与えなくても持つので食料として乱獲されたガラパゴスゾウガメについての話や、深海の海底火山から硫黄を取り込んでエネルギーにしているチューブワームの話は特に衝撃的で印象的に残った。


おしゃべりな糖  

糖鎖についてのお話。

糖といえばエネルギー、という認識しかなかったが、体内の情報交換に糖が大きな役割をしていることを教えてくれる本。

 

糖転移酵素という頑固な職人が入れ替わり立ち替わりで設計図なしで作っていること。赤血球についている糖鎖の違いで血液型が決まることなどなど。

まだ研究がほとんど進んでいないようだが、これからの研究成果が楽しみ


誤解としての芸術:アール・ブリュットと現代アート 

芸術家と鑑賞者の誤解が相互作用しあって芸術になっているんだという本。

芸術の解説というよりは哲学書に近い。

 

知覚的痙攣から身を守る、シミュラークルの軸転換、世界の台座の3つは頭に留めておきたい。

 


コンセプトのつくりかた

コンセプトの作り方、コンセプトを話し合うときのファシリテーションの仕方について。

 

Wiiのコンセプトを作った人が書いた本。

Wiiの企画会議の様子を描きながら、どうやって新しいコンセプトを生み出すのか、どんなふうにファシリテーションすれば意見が出やすくなるのかが書かれている。

定期的に読み返したい。

 


IT研究者のひらめき本棚

 

情報技術分野の研究者がひとり一冊本を紹介する。

タイトルだけ聞いたことあるけど読んだことない、みたいな本が並んでいる。

反省。
本の概略となぜ読むべきかがまとまっていて、情報知識のステップアップに有用そう。

 


こんにゃくの中の日本史

江戸時代から現代までのこんにゃくを見ていく本。

こんにゃくというと、どうしても脇役という印象になってしまうが、その歴史に焦点を当ててみるとここまで面白い歴史があったのかと非常に楽しめる一冊。


長持ちしないこんにゃくをいつでも食べられるようにした江戸時代の発明、ギャンブラーなこんにゃく農家、安定化と値崩れなどなど。

 

コーヒーの科学

コーヒーのおいしさはどこから来るのかについて研究する本。

 

美味しい成分は抽出されやすく、まずい成分は出にくく泡に吸着しやすい。焙煎すると構造の物理的変化と成分の変化が起きる、などなど。

なぜ蒸らすのか、なぜ細い口のケトルで注ぐのかについても科学的なモデルで解説していて面白い。

 


カフェの空間学 世界のデザイン手法

日本・世界各地にあるカフェの平面図とスケッチ。

周辺の環境と共生を目指しているカフェが多々取り上げられており、既存の生活導線に馴染むカフェ、外との境界が曖昧なカフェといった、街との一体感のあるカフェをしれて面白い。

 

 

部屋で楽しむきのこリウムの世界 

きのこリウムの本。

テラリウムの中にキノコが生えてくる「きのこリウム」について、作例やそれをつくるステップ、その他コツなどが書かれている

 


D2C 「世界観」と「テクノロジー」で勝つブランド戦略

Direct to Consumerという販売モデルについて。

 

「機能」ではなく「世界観」を売る、という章がD2Cを特に表していて、ブランドをメディア化、モノを買うための意義を感じてもらおうという概念の様子。

 


この勇者が俺TUEEEくせに慎重すぎる3

前クールのアニメ原作。1と2がアニメでやったとこなので3から読み始めてる。

聖哉がはっちゃけてて、これをアニメで見たい。

 

 

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