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2018年に読んだ何十冊もの本のうちオススメできる7選

さて2018年も終わりに近づいてきたということで、今年の厳選良書7冊です。

 

 

 

ホモ・デウス

 今年の1冊選ぶとするなら間違いなくこれ。

『サピエンス全史』の著者ハラリが書いた本で、おそらくこれから5年くらいは考察系ブログの記事で何度も参照されるだろうなという予感がある。

上下巻に分かれていて、上はサピエンスがこれからどのような未来に向かっていくのかの概略を述べた後、それをより精査していくために人間と動物、科学と宗教についてみていく。下は人間至上主義革命の広がりと、新勢力、データ教について。

 

内容はNHKのが簡素にまとまっていて良い

 

そして、この本の結末が読者への問いかけで終わってしまうので、もやもやしてる人にはこちら。ひとつの回答として。 

 

 

サピエンス全史 

 サピエンス全史読まないとなぁと思いながら今年ようやく読んだ。

純粋に知的好奇心をしてくれるのは『ホモ・デウス』よりもこちら。

価値観とか世界観がガリガリ削られるタイプの本。

そろそろフルプライスのエロゲにサピエンス全史をベースにしたものが出てきてもおかしくない頃。世界に対する認識をひっくり返す力がこの本にはある。

よく苫米地本に書かれてる抽象度を上げる、ってのはこの本読めば一気に達成できると思う。

 

睡眠こそ最強の解決策である 

今までに読んだ睡眠関係の本で一番エビデンスがしっかりしてて内容も重厚

良く本屋に平積みしてる、ビジネスマンの短眠法とか、社長が実践する睡眠術、みたいなのに書いてる睡眠法を実践するくらいなら

この1冊だけ読んで試してみるのがよさそう。

実際この本を読んだ後、本棚にあった睡眠本いくつか捨てた。

 

睡眠不足が身体に与える影響や夢を見る意味、レム睡眠の効用など。

睡眠関係の本はかなり読んだつもりだったがこの本には知らない知識が多くあった。

 

一流の頭脳 

私にトレーニングジムの入会書を記入させた本。

 

『脳を鍛えるには運動しかない! 』をもっとわかりやすく、より実生活に役立つように、といった感じの内容。

定期的な運動で、脳の可塑性が上がり、ストレスホルモンコルチゾールの分泌量が減り、脳細胞が増える、という運動をすることがいかに有用か、運動をすることが脳にどれだけ良い影響をあたえるか、ということがひたすら書かれている。

 

最高の体調 

健康関係のまとめ本としては今のところベスト

進化論をベースにして、狩猟民族民の生活を参考にライフスタイルを組み替えるというコンセプト。

紹介されているメソッドが論文のメタ分析が多めというエビデンスが信頼できる良書。

今回紹介した7冊のうち唯一の日本人著者。和書はどうしても参考文献が薄めなんですよね。

 

VRは脳をどう変えるか? 仮想現実の心理学

VRの研究者による本。

VTuberの流行りに付属してVRが広まってきた感が出てきたタイミングで出てきた本。

数十年VRについて研究している人が書いただけあって積み上げられた知識・経験の量がすごいと感じられる一冊。

また長年の経験からか、VRの有望性については巷で言われているよりも低く見積もっている感じがある

コンテンツとしては、他者への共感力を高める実験やPTSDの治療、教育に応用した例など、VRを用いた心理実験例とVRの効果や強み、これからVRをどのように活用していくべきかについて。

 

PRE-SUASION :影響力と説得のための革命的瞬間 

『影響力の武器』の著者ロバート・チャルディーニの新作

もっと本屋で平積みになったりブログで言及されてもいい本だと思うのだけども、それほど話題になってなくて不思議。

 

『影響力の武器』が不当な影響力への対抗方法を示すのに対して、『PRE-SUASION』では影響力を強化するための下準備について示している。

それこそ『影響力の武器』単体でも人の誘導はできるが、さらに誘導の成功率を高めるための下準備について書かれている。

 

 

まとめ

 というわけで2018年の良書でした。かなり豊作な年だったのでは。

 

 

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