いつもの。
今回は良書多め。
最高の体調
最高の体調 ~進化医学のアプローチで、過去最高のコンディションを実現する方法~ (ACTIVE HEALTH 001)
- 作者: 鈴木祐
- 出版社/メーカー: クロスメディア・パブリッシング(インプレス)
- 発売日: 2018/07/13
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
健康関係のまとめ本としては今のところベスト。
不調の大きな原因である炎症と不安を進化論をベースにした知識で修正していこうという内容。
文明病を狩猟民族民の生活を参考にライフスタイルを組み替えてリセットしていこうというコンセプトでパレオダイエットに近い。
紹介されているメソッドが論文のメタ分析が多めというエビデンスが信頼できる良書。
サピエンス全史(下)
こちらも間違いなく良書。
読むのにすごく時間がかかった。
上巻が宗教についてだとすれば、下巻は科学と経済についてだろうか。
正直まだ咀嚼しきってない気がするので、後日読み返そうと思っている。
一流の頭脳
『脳を鍛えるには運動しかない! 』をもっとわかりやすくした、という感じの本。
良書。
この本を読んだ後にNHKの筋肉体操をみて実践すれば完璧だと思う。
運動をしていれば、ストレスに強くなるし、脳が大きくなるし、脳の可塑性も上がるし、やる気もアイデア力も高まるぞ、という内容。
それだけ聞くと筋肉信者向けかなと思えるが、紹介されてる研究内容をみてるとどうも信ぴょう性ありそうで、ジムに通うべきかなって思えてくる。
VRは脳をどう変えるか? 仮想現実の心理学
VRの研究者による本。
これからVRに関わっていくなら読んでおくといい。良書。
他者への共感力を高める実験やPTSDの治療、教育に応用した例など、VRを用いた心理実験例とVRの効果や強み、これからVRをどのように活用していくべきかについて。
最近は「VRはすごいぞ」みたいな新書がいくつか出てるけど、この本は「昔からVRの研究してたんだけど、ここまでは分かってきているよ」というテイストの本。
研究としてのVRなので「VRの利用は20分まで」とか「長時間のVRはどんな影響があるかわからないから避けるべき」みたいなことを書いてて、日常的にVRで遊んでる身としてはサーセンってなるんですが、
研究だからこそ調べられること、映像教材とVR教材の差とか、トラッキングシステムで期末試験の点数を予測するとか、もあって面白かった。
恋人選びの心 1 性淘汰と人間性の進化
ダーウィンが提唱した性淘汰について。良書。
1と書いてるが上下巻の上。
クジャクの羽が色鮮やかなのはクジャクのメスが羽の綺麗なオスを選んだからでは。
それなら人間の心という自然界で生き残るにはあまり役に立たないものがこんなに発達したのは、女性が男性を選ぶときに心ある人を選んだからじゃないかな、という論。
つまり、性的好みが人間の心の進化に関わったのでは、という論。
自然淘汰という言葉は割と聞くけど、性淘汰という単語は初めて聞いたので興味深く読めた。
腸科学 健康・長生き・ダイエットのための食事法
腸科学――健康・長生き・ダイエットのための食事法 (ハヤカワ・ノンフィクション文庫)
- 作者: ジャスティンソネンバーグ,エリカソネンバーグ,Justin Sonnenburg,Erica Sonnenburg,鍛原多惠子
- 出版社/メーカー: 早川書房
- 発売日: 2018/05/17
- メディア: 文庫
マイクロバイオータについての本。こちらも良書。
かなり内容も質もずっしりしてる。
主に腸内細菌叢の働きと活性化させるための食事について。
腸内細菌に気を遣うことで、おなかを健康にして私たちも健康になろうという内容で、ざっくりまとめると「腸内細菌のエサになるから食物繊維を食べような!」という本。
おなかが緩いって人とか食生活見なおしたいって人には特におすすめ。
VRビジネスの衝撃 「仮想世界」が巨大マネーを生む
VRが最近認知度を上げてきたねって本。
家庭用VRが出来上がってきたストーリーとか、VRアプリの例とか。
2016年の本なのでちょっと内容が古くなってしまってる感はある。
VRについての本は上で紹介した本の方がよかった。
新しいキャンプの教科書
初心者向けキャンプの手引き。ファミリー向けっぽい。
焚き火のつけ方とかタープの張り方とかが写真とイラスト付きで分かりやすい
こういうコンテンツを書いてる同人誌どこかで見たことあるなぁって思いながら読んでた。
彼女とゆるキャンしてみたいなって人は、机の上におもむろにこの本置いておくと吉。
薪ストーブ入門
薪ストーブの仕組みや種類、導入や設置、メンテナンスまで。
かなり詳しいので、この1冊でほぼ事足りそう。
薪ストーブってロマンがあるけど思ってた以上に手間がかかるんだなと知った。
大き目の山小屋に設置してることあったけど労力かかってるんだろうなぁ。
しゃべくり漫才入門 ボケとツッコミの基本、ぜんぶ教えます
漫才芸人の学校での講義を書き起こした本。
タイトルに「ぜんぶ教えます」と書くだけあって、漫才の構成や笑いを起こすためのテクニックなどがずらりと書かれている。
読むと漫才やバラエティ番組の見方が少し変わる。ちょっと分析的な目で見てしまうようになってしまった。
汚れの科学 汚れはどのように発生し、どのように消えるのか
汚れの科学 汚れはどのように発生し、どのように消えるのか (サイエンス・アイ新書)
- 作者: 齋藤勝裕
- 出版社/メーカー: SBクリエイティブ
- 発売日: 2018/02/16
- メディア: Kindle版
汚れをいかに効率よく落とすかについての本。
それぞれの汚れについて写真や化学式を交えながら解説している。
よごれの落とし方辞典みたいな感じで都度読むのがよさそう。
猫はこうして地球を征服した
猫が地球上、電子空間上に広がっていった経緯を考察する本。
猫の本だが害獣としての面も多々取り扱っているので重度の猫好きにはお勧めしにくい。
それ以外の人にとってはその辺にいるイエネコの見方がガラッと変わる動物科学本。
世界で一番わかりやすいおいしいお酒の選び方
ワイン・日本酒を試してみたいというお酒初心者に向けられた本。
うんちく系はほぼなく、味についての詳細と好みに応じた選び方がわかりやすく書かれてる。
これ読んでから、レストランのメニューにずらずらと並ぶワインリストに物おじしなくなった。
人類は衰退しました 未確認生物スペシャル
人退SS集。わたしさんが完全に妖精さん使いこなしてる。
禅の言うとおりにやってみよう
禅の考えは日常で使えるよ、という本。
ミニマリストブロガーの書く本となぜだか似通ったものを感じる。考え方に何かに通ったものがあるのかな。
まとめ
異様に良書にヒットする確率が高めだった。
上半期のベスト、みたいなブログ記事を見て選んだ本もいくつかあるとはいえ、良い本をたくさん読めたので満足。
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