FUN YOU BLOG

2023年06月に読んだ本

いつもの。

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DEEP LIFE 海底下生命圏 生命存在の限界はどこにあるのか

海底地下の世界を探る研究者の体験記と海底地下に住む生命について現在わかっていること。

生命がいないといわれていた海底のさらに深い地下で生命がどう見つかったのか、試料掘削の現場のあわただしい空気、見つかった生命はどのような生き方をしているのか、などなど。

量子テレポーテーションのゆくえ

量子テレポーテーションの実験がどのようなものなのか。その実験を理解するのに必要な量子力学の知識の解説。 文章のスタイルに数学ガールっぽさを感じる。

量子コンピュータの情報伝達をどういう理論に基づいて行おうしているのかをようやく理解できた。

AIに負けない「教育」 

教育学者による人工知能の発展と教育の行く先について。

教育者の視点からは人工知能の強化学習についてこういうふうにとらえられるのか、といちプログラマとして興味深く読んだ。

自閉症とフレーム問題、自律的に学習する人工知能と子供たちへの詰め込み学習、師匠の想定を超えた学び、など。

東京「街角」地質学

東京の建築物に使われている石材を紹介している本。 壁や床にはめこまれている石材にはどのような種類があるのか、年代ごとの石材の流行り、石材から見る地球の歴史など。

建物の壁に注目する街歩き、というのを知れた。

自宅で湿地帯ビオトープ!

自宅の庭や各所に作られたビオトープの紹介とビオトープを作る前に認識しておくこと。

ビオトープが存在することで生まれる生物多様性や外来種に対する注意の部分をしっかり説明し、ビオトープ面白そうだなと思わせてくれる本。

鳥肉以上、鳥学未満。 

鶏肉をみながら鳥の構造について語る本。

むね肉・もも肉・手羽・ささみ・ボンジリがどこにあってどういう働きをするものなのか。鳥の仲間としては外れ値にある鶏だが、他の鳥との違いはどこなのか、他の鳥はどうなのか。

語り口が特徴的。読み物としてとても面白かった。