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2021年12月-2022年1月に読んだ本

いつもの。

 

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大気微生物の世界

thumb雨もキノコも鼻クソも大気微生物の世界―気候・健康・発酵とバイオエアロゾル牧輝弥(著) .https://www.amazon.co.jp/dp/4806716278

大気中を浮遊する微生物について、何を研究しているのかどうやって観測しているのかを研究者が説明していく本。

このバイオエアロゾルという分野はまだまだ始まったばかりの様子。立山の積雪層からサンプル採取したり、観測地点で黄砂に付着する細菌が違ったりと興味深い。

 

かおりの生態学

thumbかおりの生態学: 葉の香りがつなげる生き物たち (共立スマートセレクション 36)塩尻かおり(著),辻和希(解説) .https://www.amazon.co.jp/dp/4320009363

植物の出すかおりは植物同士、あるいは動物とのコミュニケーションに用いられているということを実験生態学の研究者が実際の実験モデルを例に紹介していく本。

隣の植物が虫に食べられると、食べられたにおいを検知して近くにいる植物も固くなる、というのは聞いたことがあったが、より詳細に実験を通じて掘り下げられている。

同じ種類の植物が食べられたときにも防御反応が起きるが、さし木で増えたクローン体が食べられたときのほうがより防御反応が強くなるとか。

葉が幼虫に食べられたときに出すかおりが幼虫の捕食者を呼び寄せ、その捕食者の寄生蜂もかおりを嗅ぎ分け、捕食者が集まってそうなとこにくる。という話もあり、ゲーム理論ぽくておもしろかった。

 

光る生き物の科学 発光生物学への招待

thumb光る生き物の科学⋄発光生物学への招待 (生態系の情報世界)大場裕一(著) .https://www.amazon.co.jp/dp/4535805113

発光する生物について。入門書の次に読むくらいの難易度で、これから発光生物学の卒論に引用されまくるんだろうなという感じの本。
光る生き物はあんがいありふれている、発光反応に関わる化合物はバラエティに富んでおり別ルートで進化してそう、など。

 

UXライティングの教科書

thumbUXライティングの教科書 ユーザーの心をひきつけるマイクロコピーの書き方キネレット・イフラ(著),郷司陽子(翻訳),仲野佑希(読み手)&0その他 .https://www.amazon.co.jp/dp/B08QVKKKVR

フォームの説明文やplaceholderに何を書くべきかについて。エラーメッセージや会員登録などのサンプルが困ったときに参考になりそう。訳本だからか違和感のあるサンプルもちょこちょこあるので、これの日本向け版とかでてほしい。

 

いいかげんなロボット

thumbいいかげんなロボット: ソフトロボットが創るしなやかな未来 (DOJIN選書 91)鈴森康一(著) .https://www.amazon.co.jp/dp/4759816917

ソフトロボット学の考え方と可能性について。やわらかい素材を組み合わせた変形するロボットをどう制御しているのか、どのような応用が考えられるのか。コンピューター上でシミュレーションしきれないので、よくわからないまま動かすという考えが好き。

 

東京に生きた縄文人

thumb東京に生きた縄文人東京都江戸東京博物館(編集),東京都埋蔵文化財センター(編集,その他) .https://www.amazon.co.jp/dp/4887063911 東京都で発見された縄文時代の遺跡と発掘物、そこから見えてくる当時の文化について。同名の展覧会がこないだまでやっていた様子。

都内で発見された遺跡は3800か所以上確認されているらしく、想像以上に多く感じた。装飾のしっかりした土器も多く見ごたえがある。

 

 

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