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2月に読んだ本

さて2月分。

 

 

霊長類図鑑

今月一番面白く読めたのはコレ。

日本モンキーセンターの編纂したサルの図鑑。

 

ページ数はそんなに。ただ薄いが内容はすごく濃い。

モンキーセンターのそれぞれの専門家が一言ずつ解説をしていてかなり興味深い。

霊長類ってチンパンジーとかゴリラくらいの印象しかなかったが、まるでリスのようなキツネザルやネズミみたいなガラゴ、NPCとしてでてきそうなエンペラータマリンやテングザルなど、知識がなくても楽しめる。

 

サピエンス異変

ヒトの体に起きた変化について。

人新世という地質学の概念から初期人類と比べて人がどのように変わってきているか、経済・労働・環境がヒトの体にどのような影響を与えているかを述べる。

著者が腰痛だからか姿勢や腰の痛みに言及しがちなところもあるが、生活様式や文化によって人類の身体にどういう影響が加わってきたかについての知見が得られる。

類書としては『私たちは今でも進化しているのか? 』とかあたり。

 

英語教師のための第二言語習得論入門

どのようにして外国語を学べばいいかについて。

英語の勉強をし直そうと思ったときに、テキストや講座に通う前に読んどくとよさそう。

言語の研究があることは知っていたが、第2言語や外国語の学習方法についての研究を行う学問があることをはじめって知った。SLAというらしい。 

####  外国語学習に成功する人、しない人 
上の本と同著者。外国語習得方法の研究がどうなっているのかの概要。

なぜ、あの人の話に耳を傾けてしまうのか?~「公的言語」トレーニング~

小泉純一郎・石川遼のスピーチをベースに、どのように話せば人を引き付けられるのかについての解説。

公的言語というより上記2人の演説を紹介する本。

 

 

あなたに合う睡眠薬と精神安定剤 

睡眠薬や精神安定剤の種類と注意、使う前にできることについて。

使い始めるときに読んでおくとよさそう。

こういう冊子を厚生労働省あたりに配って欲しい。

 

うつくしい博物画の記録

博物画だけを集めた本。過去、分類学に用いられたであろう資料が載せられている

誰でもなれるアイデアの天才

アイデアを出すためのメンタルとかについて。

5回も変形させればまねたものでもオリジナルになる、というのはなるほどなってなった。

みんなのコンピュータサイエンス 

情報学入門。大学時代に情報の授業で習ったのってこんな感じだったなぁと懐かしみ。

文系出身のプログラマーに論理回路とかオーダについて尋ねられたときに投げ返す本として最適。

ぶれない軸をつくる東洋思想の力 

東洋論理学をもとにコンサルタントをしている人が説く東洋思想のススメ。

論語や四書五経に対して難しい印象を持っていたが、このように現代でも生かせるかことを説いてもらうと学んでみようかという気になってくる

最速でおしゃれに見せる方法 

ユニクロで着こなしを整える知識。

参考になるが、個人的には『メンズファッションの解剖図鑑』の方が好み