オープンソースカンファレンス 2017 Tokyoの気になったもの

ふらっと見てきた。

 

オープンソースカンファレンス 2017 Tokyo/Spring #とは

3月10日(金)~3月11日(土)に明星大学 日野キャンパスで開催された、オープンソースに関する展示会みたいなイベント。

 

ちなみに、明星大学は多摩動物公園のすぐ近く。

www.ospn.jp

 

 

会場の雰囲気

イベントのノリとしてはパネルディスカッション的。

ただパネルの代わりにデモが展示している。

 

加えて、いくつかの講義室でLTやセッションが開かれている。

twitter.com

 

で。気になったもの

プラレールで半加算器(Ver.2.1.1)

マリオメーカー計算機と同じ要領で、プラレールを使って作った半加算器のデモ。

 

技術的な解説は プラレールで半加算器を設計した話 | サイボウズ式 を参考にとのこと。

なお、この記事で書かれているものより31%の小型化を実現しているとか。

 

計算結果がこんな感じに出てくる。

写真の状態は C:1、S:0 なのだとか。

 

日本 openSUSE ユーザ会

openSUSE というLinux ディストリビューションを広める活動を行っているグループ。

そもそもopenSUSEを知らなかったので、どんな特徴があるのか話を聞いてみたところ興味が出てきた。

 

特に気になったのがYaSTの話とWindows10のUbuntu Bashと置き換え可能という話。

 

YaSTというというのはOSの設定とGUIで操作できるという機能。

これまでのようにコマンドを叩くことも可能だが、あんまり使わない設定はコマンド覚えるよりもGUIで操作したほうが楽だよね、と。

 

Windows10のUbuntu Bashに置き換える方法は Make Windows green again – Part 1 - SUSE Blog | SUSE Communities に詳細あり。

もちろんYaSTも動く。見せてもらうと、テキストベースのGUIが出てきていた。

 

Cpaw

スマホで操作するロボットアームの展示。

写真に写っているRaspberry Piが、ロボットアームの制御と、スマホへ操作画面ぺージを表示するためのWebサーバを両方担っているのだとか。

 

書籍販売ブース

 

オライリーが18%オフ。やばい。

 

その結果。

 

買ったものはこちら

オライリーの本は高いけども、情報の質がいい。

 

で、会場を後にした後

 

買った本を背負いながら多摩動物公園へ。

何やってんだって感じだが、本人はとても満足してる。

 

 

 

類似記事

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2017年2月に読んだ本

2月に読んだ本を並べてみる。

以前に比べると「読了したよ」ツイートの頻度は減っている。

 

というのは、 ここ最近過去に読んだ良書を読み返すことが増えてるのと

本屋でパラパラすると読むべき本かどうかが見分けられるようになってきたのが大きい。

 

今月特によかった本

今月読んだ本のうち、とてもよかったのはこの2冊

ORIGINALS 誰もが「人と違うこと」ができる時代

ORIGINALS 誰もが「人と違うこと」ができる時代 (単行本)

ORIGINALS 誰もが「人と違うこと」ができる時代 (単行本)

 

独創性をどのように持てばいいのかを示す本。

独創性を持つ人の動き方から、どのようにすれば独創性が発揮できるのかを学ぼうという方向性

 

アイデアを出すためのTipsではなく、個人的な経験談でもない。

組織心理学者が様々な事例と研究を基に、ごく普通の人がオリジナリティを発揮するにはどうすればいいのかを示している。

しかしながら硬い内容というわけでもなく、

しかしキング牧師は、ワシントン大行進前夜の午後10時まで、演説の執筆をはじめなかったのだ。

というエピソードから、創造性が生まれるときがどういうときかを解説していたりもする。

 

最強のコピーライティングバイブル 

最強のコピーライティングバイブル――伝説の名著3部作が1冊に凝縮!  国内成功100事例付き

最強のコピーライティングバイブル――伝説の名著3部作が1冊に凝縮! 国内成功100事例付き

 

ザ・コピーライティング―心の琴線にふれる言葉の法則

伝説のコピーライティング実践バイブル―史上最も売れる言葉を生み出した男の成功事例269

ザ・マーケティング【基本篇】&【実践篇】

これらの古典をまとめた本。

 

それぞれ1冊が高いので合計すると2万円くらいになるが、最強のコピーライティングバイブルが2000円くらい。

加えて、かなりシンプルになっている。

事例が日本のものに置き換えられてるのも良い点。

 

内容的にはAIDAの法則とかキャッチコピーの書き方とか。

割と類書は本屋に並んでいたりする

しかしこの本は、これらを実際に使うにはどうすればいいのかを、見たことのある広告事例を基に解説しているためすんなりと頭に入る。

 

ザ・コピーライティング』(とかの古典)が分厚くて読めない。とか、流れが追えない。という人には非常におすすめ。

 

そのほか読んだ本

 

 

売れる文章術

売れる文章術

 

 

 このすば2期7話からの部分。アニメ最終話迎えてから読むのも吉。

 

仮面の悪魔バニルさんが主人公を張るスピンオフ。

バニルさんのキャラクターが最高。

OVAあたりでやってくれないかな。

 

 

できる人はなぜ、そこまで「姿勢」にこだわるのか?毎日5分の背骨の体操でここまで変わる!

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ゲーミフィケーション ―<ゲーム>がビジネスを変える

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スタンフォードの心理学講義 人生がうまくいくシンプルなルール

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「正義」は決められるのか?

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まとめ

なにか面白い本があったら教えてください。

 

 

過去記事 

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なぜ、けものフレンズと『フリーエージェント社会の到来』(ダニエル・ピンク, 2002)が類似していると考えるのか

けものはいても のけものはいない

 

さて、けものフレンズの5話をみてきました。

アメリカビーバー・オグロプレーリードッグと一緒に家を作る話。

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アメリカビーバーの発想力と途中で出会ったオグロプレーリードッグの製作力を組み合わせて、ガチなログハウスを1話かけて作るのだけれども、その様子を見て思った。

 

「『フリーエージェント社会の到来』のフレンズ版だ・・・!」

 

 

『フリーエージェント社会の到来』とは

『フリーエージェント社会の到来』とはダニエル・ピンク著、2002年に出版された結構古い本ながら、2014年に新装版として再出版されるほど名著として名高い本。

 

フリーエージェント社会の到来 新装版---組織に雇われない新しい働き方

フリーエージェント社会の到来 新装版---組織に雇われない新しい働き方

 

 

で、この本に記されている事柄の1つに「ハリウッド方式」というのがある。

特定のプロジェクトごとに人材や小さな会社が集まり、プロジェクトが完了すると、チームは解散する、という仕事の仕方のことを、ハリウッド方式と呼び、フリーエージェントらしい考え方だと述べている。

 

プロとプロが特定の目的のために臨時的に集まり、作業をして、作品を作る。

5話のストーリーとかぶさらないだろうか。

 

フリーエージェントとしてのビーバーとプレーリー

設計が得意なフレンズであるアメリカビーバーは、小さな模型を作り、家の構造を考え、製作時に指示を行う。

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穴掘りや作業が得意なフレンズであるオグロプレーリードッグは、アメリカビーバーの指示を期待通りこなし、瞬く間に豪華なログハウスを作り上げてしまう。

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それぞれの得意とすることを生かし、目的を達成する。

そこに大企業のような組織は登場せず、個人と個人だけの少人数チームでゴールまでたどり着いてしまうというのが、2002年に出版された『フリーエージェント社会の到来』で示唆する未来だ。

 

 

さて2017年、『フリーエージェント社会の到来』が出版されてから15年がたった現在、実際にフリーエージェント社会は到来したのか。

この質問に答えようとするとき、主人公であるカバンちゃんが満を持して登場する。

 

 

オープンイノベーション活動支援者としてのカバンちゃん

この5話でのカバンちゃんの役割は何だったか。

アメリカビーバーとオグロプレーリードッグに共同作業を促したことだ。

 

家を作るための知識を持つ人と、家を実物として作り上げられる人を結びつけた。

同様のことが現実世界にも近年起こっており、オープンイノベーション*1と呼ばれている。

自分の知識をより有効活用するため相乗効果を生みそうな相手と一緒にイノベーションを起こすことを「オープンイノベーション」と呼ぶ。

知識のある研究者と、実現できるベンチャーとが手を取り合い、新製品の開発やサービスの運用から得られた知見を論文として発表することが活発になってきている。

昨年の7月には経済産業省もオープンイベーション白書*2を取りまとめるなど、国内でもオープンイノベーションを促進させようとする動きがある。

 


カバンちゃんは「オープンイノベーション」を起こさせている。

欲しているもの同士をつなぎ合わせ、新たな価値を生み出す。

5話でカバンちゃんが行っていることは、さながらコンサルタント業だ。

 

得意なことが違うフレンズたちに共同で作業したらどうかとアドバイスするだけではなく、ビーバーさんとプレーリーさんの共同作業がうまくいくよう、サポートもしっかりしている。

 

2人のフレンズに自身の得意なことを自覚させ、得意なことに集中させる。

その特異な部分からより価値を引き出すために、「模型をつくってみれば」とアドバイスをする。

サーバルちゃんの「ふたりは どんなものがつくりたい?」というナイスな質問から始まったブレーンストーミングを具体的なアイデアとするために、ファシリテーション(会議の進行役)まで行っている。

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最終的には、土を運んだり掃除をしたりくらいしか、カバンちゃんのやることはなくなってしまうが、それはカバンちゃんが完成までの道がつくれるよう適切に誘導したからであり、コンサルタントとして優秀な証拠だ。

 

フリーエージェント社会の到来 

知識を持つフレンズであるビーバーさん。

現場作業の得意なフレンズであるプレーリーさん。

今回はムードメーカー役に徹したサーベルちゃん。

そして、みんなをまとめられる、考えるのが得意なカバンちゃん。

それぞれの得意なことを生かし、一緒に作業をして「たのしー」となるのが、けものフレンズ5話のストーリーであり、ダニエル・ピンクの『フリーエージェント社会の到来』である。

 

『フリーエージェント社会の到来』は2002年に出版された古い本ではあるが、2014年に新装版が発売されたときの宣伝文句は以下のとおりであった。

「これからの働き方が、ここにあります」

 

けものフレンズ社会の到来。

それぞれのフレンズが得意なことで「たのしー」と生きる社会。

わたしにはユートピアに思える。

 

 

けものフレンズは、人類の進化史*3だけでなく、ビジネストレンドすらも見出せる。

つくづく懐の深いアニメだ。

 

 

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