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2015年発売の本からおすすめ5冊(心理学系が多め)

 今年もわずか。

ということで、2015年の今年発売した本の中から読んでよかったなと心から思った本の紹介(ラノベは除く。別枠で紹介します)


赤を身につけるとなぜもてるのか?

心理学の大革命、身体化された認知!という触れ込みで売り出している本。


そもそも「身体化された認知」って何よ?って人が多いと思う。

どういうモノなのかというと、Embodied Cognition の訳

一見関係ない環境的な要因と物理的な感覚が人の行動に影響を与えているよ、ということらしい。

 

結構多様な例が載っていて

  •  あったかいものを持つと、そのときの対人関係もあったかく感じる
  •  孤独を感じると指の温度が下がる。あったかいものを持つと気持ちも和らぐ
  •  履歴書の紙の重さで採否が決まる(重い紙をつかうと、採用担当者は重要な書類だと受け止める)
  •  柑橘系の清潔な香りのする部屋では何の香りもない部屋に比べて、滞在者が掃除をするケースが多くなる
  •  閃きが必要な課題は、蛍光灯の下で作業した人よりも裸電球の下で作業した人のほうが正解率が高い

なかなかに興味深いトピックが多くて使えそうなのも多い。

 

タイトルですごく損している本でもあって、なぜこのタイトルにしたのか。そしてなぜ装丁が赤なのか。

文中に「赤色を見ると、頭を使う課題のパフォーマンスは悪化する」と書いているのに装丁がこれ以上なく赤。

担当者を小一時間問い詰めたい。内容はかなりいいのに残念 

赤を身につけるとなぜもてるのか?

赤を身につけるとなぜもてるのか?

 

 

 

類書としては『影響力の武器』。

『赤を身につけるとなぜもてるのか?』は人×環境の心理学。
『影響力の武器』は人×人の心理学。

影響力の武器[第三版]: なぜ、人は動かされるのか

影響力の武器[第三版]: なぜ、人は動かされるのか

 

 

 

ポジティブ・チェンジ

環境が変わると人の行動が変わるんだったら、自分の心も変えることができるんじゃないか。

そんな視点で書かれたのがこの本。

 

「行動を変えることでしか心は変わらない」という裏テーマで、それならどのように行動を変えていけばいいのかが示されている。

自分の性格をより良いものに変えていくための実践法。

 

自分を変えるのに頭も根拠も希望もいらない! と表紙に、プロローグにも「つらいことを努力と根性で耐え抜くような方法は、持続可能ではありません」と書く通り、楽しみながら実践できるSTEPが書かれている。

触発されてこんなのを書いたりもした。 

 

Amazonのレビューが10件すべて星5(12/27現在)なので、実践して変われた人が多いのだなという印象です。

私も1つ1つ思い出したようにやってみているが、なかなかに効果ありますよ。

ポジティブ・チェンジ

ポジティブ・チェンジ

 

 

自分そのものを変えるんじゃなく、周りとの人間関係を変えたいんだって人には『自分の小さな「箱」から脱出する方法』がおすすめ。
もう10年前の本なのかこれ…。

自分の小さな「箱」から脱出する方法

自分の小さな「箱」から脱出する方法

  • 作者: アービンジャーインスティチュート,金森重樹,冨永星
  • 出版社/メーカー: 大和書房
  • 発売日: 2006/10/19
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
  • 購入: 156人 クリック: 3,495回
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スタンフォードのストレスを力に変える教科書

ストレスをいかに利用するか。どのように付き合っていくか。

前著の『スタンフォードの自分を変える教室』を読んでよかったと思った人や、NHKの白熱教室が好きな人におすすめ。

講義形式でストレスを味方につけるための知識を身につけていける。

 

ストレスは体に悪いと思い込むと死亡リスクが高まる。

しかし、ストレスは役に立つと思っていると、現実にその通りになる。

そんな研究結果から始まって、ストレス反応を振り返るトレーニング、ストレスに強くなる方法などの実践法が続き、最後は人助けをすることでトラウマ体験を克服する事例が書かれている。

読み終えたとき、中原中也の『春日狂想』が思い起こされた。

スタンフォードのストレスを力に変える教科書

スタンフォードのストレスを力に変える教科書

 

  前著の『スタンフォードの自分を変える教室』は文庫版が出ている。単行本でも古本屋さんで安くで見つかるので読んでみて。

スタンフォードの自分を変える教室 (だいわ文庫)

スタンフォードの自分を変える教室 (だいわ文庫)

 

 

 

あなたは、なぜ、つながれないのか

上半期分の良書として紹介した本。
賛否が両極端に分かれてしまっている本でもある。

 

内容としては、催眠技法をベースとしたコミュニケーションについての考察。

催眠も古典催眠ではなく、エリクソン的な現代催眠の考え方に近い。
そんな本なので、実用書として理論を求めて読んだ人にはちんぷんかんぷんになりそう。
現代催眠的な考え方や雰囲気を学ぶにはかなりの良書。

あなたは、なぜ、つながれないのか: ラポールと身体知

あなたは、なぜ、つながれないのか: ラポールと身体知

 

 

オススメできる人が結構限られていて、なおかつすごく表現しにくい。

ラノベの『やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。』や漫画の『ホムンクルス』の雰囲気がいける人あたり、だろうか。  

ホムンクルス(1) (ビッグコミックス)
 

 

 

限りなく黒に近いグレーな心理術

イエスセットとかアンカリング効果とかの心理術は知っているけれども、実際にどう使えばいいの?にこたえてくれる本。

こちらも上半期分の良書として紹介した。

 

心理法則をショートストーリー形式で紹介しているので、かなり読みやすい。

その上、心理法則をどのように組み合わせて使えばいいのかという感覚が分かりやすくなっている。

 

【EPISODE5】清楚ないいコ編 と 【EPISODE10】SNS課金:つながりへの欲望編 が特にお気に入り。

限りなく黒に近いグレーな心理術

限りなく黒に近いグレーな心理術

 

 

個々の心理法則についての解説はあるけれども、『知っているようで知らない 法則のトリセツ』をこの後に読むとより理解しやすく楽しめるのではないかなと。

知っているようで知らない 法則のトリセツ

知っているようで知らない 法則のトリセツ

 

 

 

まとめ

かなり心理学系の本が多めでした。というか心理学系しかない・・・?
もうちょっとバラエティ豊かに読んでいるはずなんだけれども。

 

過去の書籍紹介記事はこちら